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中小企業のマーケティングは「近距離」から始めるべき理由

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中小企業のマーケティングは「近距離」から始めるべき理由

SNSや広告を頑張る前に、先に整えるべきものがある

「集客のためにInstagramを頑張った方がいいですか?」
「広告を出した方がいいですか?」
「TikTokの方が伸びますか?」

中小企業の経営者さんや店舗オーナーさんと話していると、こうした相談はとても多いです。

もちろん、SNSも広告も大事です。
ただ、そこでいつも感じるのは、順番を間違えると成果が出にくくなるということです。

私はマーケティングを、
近距離マーケ・中距離マーケ・遠距離マーケ
の3つで整理して考えています。

そのうえで、中小企業が最初に整えるべきなのは、遠距離ではなく近距離だと考えています。

なぜか。
それは、近距離の設計がないままSNSや広告を頑張っても、売上につながりにくいからです。

そして、近距離マーケの中心に置くべきものが、LINE公式アカウントです。

近距離マーケとは、「すでに近い人」との関係を深めること

前回の記事で、近距離・中距離・遠距離マーケの考え方を書きました。

その中で近距離マーケとは、すでに接点がある人、もしくはかなり近いところまで来ている人に対するマーケティングです。

たとえば、

  • お店の前を通っている人
  • 来店してくれたお客様
  • 問い合わせをしてくれた人
  • HPを見ている人
  • 一度商品やサービスに触れた人

こうした人たちは、まったくのゼロではありません。
すでに少し興味がある。
少なくとも、一度こちらを見てくれている。

だからこそ、この人たちとの接点をどう深めるかが重要になります。

ここで強いのが、LINE公式アカウントです。

近距離マーケの中心は、やはりLINE公式アカウント

近距離マーケを考えるうえで、中心に置きたいのはやはりLINE公式アカウントです。

なぜなら、店頭での会話や看板はその場で終わりやすい一方で、LINEは来店後もつながり続けられるからです。

たとえば、看板で興味を持ってもらう。
店頭で印象を持ってもらう。
HPで安心感を持ってもらう。
でも、それだけでは接点はその場限りになりやすい。

一方でLINEにつながっていれば、その後も継続的に関係をつくれます。

しかもLINE公式アカウントの強さは、単にメッセージを送れることだけではありません。

  • クーポンを送れる
  • アンケートを送れる
  • ポイントカードをつくれる
  • リッチメニューを設定できる
  • ショップカードや導線設計ができる
  • セグメント配信の考え方を持てる
  • ミニアプリまで活用すれば、会員証・注文・来店履歴管理など、さらに多くのことができる
  • その先には、顧客分析にもつなげられる

つまりLINE公式アカウントは、単なる「配信ツール」ではありません。
再来店を促す仕組みでもあり、顧客理解を深める基盤でもあり、近距離マーケ全体の中核になる存在です。

ここがとても重要だと思っています。

なぜSNSや広告より先に、LINEを整えるべきなのか

多くの中小企業は、マーケティングを始めようとすると、まずSNSや広告に意識が向きます。

  • Instagramを更新する
  • 動画を投稿する
  • 広告を出す
  • フォロワーを増やす
  • 認知を広げる

たしかに、これらは大事です。
でも、ここにはひとつ大きな落とし穴があります。

それは、せっかく人が来ても、その後につながらないことです。

SNSを見て来店してくれた。
広告を見て問い合わせしてくれた。
でも、その接点が一回で終わってしまう。

これでは、毎回新規を追い続けることになります。
売上も労力も、積み上がりにくい。

だからこそ、SNSや広告を頑張る前に、まずは
「来てくれた人とつながり続ける仕組み」
を整える必要があります。

その役割をもっとも担いやすいのが、LINE公式アカウントです。

一度つながれば、次回来店のきっかけをつくれる。
クーポンも出せる。
季節商品や新メニューも案内できる。
アンケートを通じてお客様の声も取れる。
ポイントカードで継続利用も促せる。

つまりLINEが整っていると、単発の集客が、積み上がる集客に変わりやすいのです。

店頭・看板・HPは、LINEの価値を高めるための周辺設計

ここで誤解されたくないのは、店頭コミュニケーションや看板、HPが重要ではないという話ではないことです。

むしろ、これらもとても重要です。
ただ、その役割はLINEの代わりというより、LINEにつなげ、LINEの価値を最大化するための周辺設計だと考えるとわかりやすいです。

たとえば飲食店なら、

  • 店前の看板で気になってもらう
  • 店頭でのコミュニケーションで印象を良くする
  • 会計時にLINE登録を促す
  • 登録後はクーポンやポイントカードで再来店につなげる

という流れがつくれます。

HPも同じです。
HPは近距離マーケの一部でもありますが、同時に中距離・遠距離も含めたすべての受け皿でもあります。

SNSを見た人がHPを見るかもしれない。
チラシを見た人がHPを見るかもしれない。
看板を見た人が検索してHPに来るかもしれない。

そのときに、LINE登録や問い合わせへの導線が整っていれば、HPはただの情報置き場ではなく、近距離マーケへ引き込む入口になります。

つまり、
看板で気づいてもらい、店頭で印象をつくり、HPで安心してもらい、LINEでつながり続ける。
この流れが近距離マーケです。

LINEがあると、「売る」だけでなく「知る」こともできる

マーケティングというと、多くの人が「どう売るか」を考えます。

でも、本当の意味で強いマーケティングは、売ることだけではなく、顧客を知ることまで含みます。

その意味でも、LINE公式アカウントはとても相性がいいです。

たとえば、

  • どんなクーポンに反応があるのか
  • どんな配信で来店が増えるのか
  • どの時間帯に反応が良いのか
  • どんな商品に興味があるのか
  • どんなお客様がリピートしやすいのか

こうしたことを、アンケートや反応、来店導線の設計を通じて少しずつ見える化していけます。

さらにミニアプリまで活用できれば、会員証、事前注文、来店履歴、属性管理など、できることは一気に広がります。

そうなるとLINEは、ただ配信するためのものではなく、
顧客との関係を深め、顧客を理解し、次の打ち手を考えるためのマーケティング基盤になります。

ここに、LINE公式アカウントの本当の強さがあると思っています。

中小企業は「広げる」前に「つながり続ける仕組み」を持った方が強い

中小企業は、大企業のように大きな予算をかけ続けることができません。
だからこそ、毎回新規を追い続ける戦い方はどうしても苦しくなりやすい。

それよりも、
一度来てくれた人
一度興味を持ってくれた人
一度問い合わせてくれた人
と、どうつながり続けるかを整えた方が強い。

その中心にLINE公式アカウントを置くことで、

  • 再来店を促せる
  • 常連化しやすくなる
  • 顧客の声を拾える
  • 打ち手を改善しやすくなる
  • 売上が積み上がりやすくなる

という流れがつくれます。

遠くに届けることも大事です。
でも、その前に、近くに来てくれた人とつながり続ける仕組みを持つこと。
これが、中小企業にとってはとても大きいと思います。

中小企業のマーケティングは、まずLINEを整えるところから

マーケティングというと、どうしても「広げる施策」が目立ちます。

でも中小企業にとって本当に大事なのは、広げる前に、近い人との関係を深める仕組みを持つことです。

  • 看板で気づいてもらう
  • 店頭で印象をつくる
  • HPで安心感を持ってもらう
  • LINEでつながり続ける

この中でも、やはり中心になるのはLINE公式アカウントです。

なぜなら、LINEがあることで、一度の接点を一度きりで終わらせず、次につなげられるからです。
しかもクーポン、アンケート、ポイントカード、リッチメニュー、ミニアプリ、顧客分析と、育てれば育てるほどできることが増えていく。

だから私は、中小企業のマーケティングは、
まずLINEを整えるところから始めるべき
だと考えています。

次回は、
近距離マーケの整え方について、もっと具体的に書きます。

店頭コミュニケーション、看板、HP、そしてLINE公式アカウントをどう設計すると、近距離マーケが機能しやすくなるのか。
実践寄りに整理していきます。

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株式会社クリエイティブジャンプのメンバー。マーケティングとクリエイティブの最前線で活動しています。

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